DAHON Boardwalk 2014のプチ改造と整備
通販で自転車を購入したので自分で整備することはある程度覚悟していましたが...リアディレイラーとブレーキの遊び調整でものすごく快適になりました。
溝のついていないタイヤなら掃除が楽なんじゃないかしら。
我が家の保管場所は室内。都度拭き掃除しているのですが、タイヤの溝まで綺麗にするのは無理があります。
そこで溝のないタイヤに交換して掃除を楽にすることにしました。まずはタイヤ選びです。
そこではじめて知ったのが20インチタイヤには406(HE)と451(WO)と言う2種類があると言うこと。標準タイヤの側面を見ると406と書いてあるので、DAHON Boardwalk 2014は406(HE)なのでしょう。
さらにタイヤには太さがあるようです。数字が小さくなると細くなりスピードが出しやすく、数字が大きくなると太くなり安定性が増すとのこと。標準タイヤには1.5と書いてあります。
今回は「スリックタイヤ、20インチ(406)、太さは大きく変えない、適正空気圧が7気圧まで、お手頃価格」って条件で探しました。
条件に合致したのが「Panaracer(パナレーサー) ミニッツタフ PT [H/E 20X1.25] Minits Tough PT ブラック 8H20125-MNT2-B」(Amazon)。前後2本買って5,382円でした。
タイヤ交換に必要だった物は以下の通りです。
- ナット留めのホイールを車体から外すために「SK11 ギアテックレンチ 15mm」(Amazon)。
- 8気圧までの高圧に対応したリムテープ「HERRMANS(ヘルマンズ) HPSリムテープ 20インチ用 18mm幅 (18-406対応) 2本セット」(Amazon)。
- タイヤをホイールから外すために「Panaracer(パナレーサー) タイヤレバー&パンク修理パッチキット [携帯用ポーチ付属] PTL-KIT」(Amazon)。
- タイヤに合わせたサイズのチューブ「Panaracer(パナレーサー) サイクルチューブ [H/E 20x1.00~1.25] 仏式バルブ(34mm) 0TH20-125F-NP」(Amazon)。
はじめてのタイヤ交換。
タイヤ、ブレーキ、ディレーラー、クランクなど網羅的にメンテナンスについて書かれた一冊です。スポーツ自転車にはどんなメンテがあって、どんな手順なのかを知るのには役立ちました。しかし、159ページと言うボリュームと2色刷りと言う紙面の制約上、これで全てが済むと言う類いの本ではありません。
この書籍と同等またはそれ以上に参考になったのが「メンテナンスマニュアル」(サイクルベースあさひ)。タイヤ交換なら「タイヤ・チューブの外し方とはめ方」や「リムフラップの取り付け方」あたりを読んでおくとよいはず。
以下、備忘メモ。
1.ギアを一番重く
後輪の取り外し、取り付けがしやすいように、一番速いギア(一番小さいスプロケット)に変速しておきます。DAHON Boardwalkならシフターの7と書いてあるところにします。
2.Vブレーキを解放
ホイールを外すためにVブレーキを解放します。
これを元に戻すのを忘れるとブレーキが掛からないので危険。
解放前
解放後
実は前輪はブレーキアーチを狭めても、(ブレーキレバー付近にある)アジャスターで調整しても、解放することができませんでした。なので今回はブレーキケーブルを緩めて対処しました。
3.自転車を逆さまに
ここからは自転車を逆さまにして作業します。サドルとハンドルの下には布なり紙をひいて保護。
4.ナットを外して、ホイールを外す
ナットにかぶせてあるプラスチックのカバーを引き抜いて、ナットとワッシャーを外します。ワッシャーのギザギザしている方が車体側。
前輪はこれで簡単にホイールが外れます。後輪はスプロケットからチェーン外す必要がありますが手順はほぼ同じ。
5.タイヤとチューブを外す
6.リムテープを交換
7.タイヤとチューブをはめる
ネット上に参考記事が多数あるのでさらっと流しますが、実はここが一番苦戦したところ。
タイヤも思ったように外れないし、リムテープもなかなかハマらない、タイヤのビートがなかなかホイール入らない...タイヤをはめるのにレバーを使い、チューブに小穴を空けてしまうと言う失敗も。当日は気付きませんでしたが翌日試走しててなんかおかしいなと思ったらパンクしていました。
最初は思ったより時間掛かったし、翌日変な所が筋肉痛になっていましたが...パンクしたチューブを交換するときはスムーズにできました。超苦労したタイヤをホイールにはめるのも素手ですんなり。きっとコツもあるのだと思いますが、慣れが大きいのだろうなぁと。1回やっておけば次から安心です。
ちなみにDAHON Boardwalk 2014の標準リムテープはこんな感じ。
「新しいリムテープ」(Amazon)をはめるとこんな感じ。
タイヤがちょっと細くなり、溝がなくなりました。
8.ホイールを取り付けてナットをはめる
9.逆さまの自転車を元に戻す
9.Vブレーキを元に戻す
ここは2-4を逆にやるだけ。特にVブレーキを元に戻すのをお忘れなく。
ガジェットのメンテでは欠かさずやっていますが、自転車のメンテも写真を撮りながらやると「元に戻す」が簡単にできるのでお勧めです。
ついでにチェーンとスプロケをお掃除。
タイヤを交換するついでにスプロケットやチェーンの掃除、注油をやりました。
「チェーンを洗いましょう」(サイクルベースあさひ)によると、パーツクリーナーとぼろきれはあまりお勧めの方法ではないのことですが、「パーツクリーナー[HTRC 2.1]」(Amazon)とぼろきれでお掃除。
一通り綺麗にしたらチェーンの1コマ1コマに「自転車用AZチェーンルブ ロードレース用110ml」(Amazon)で注油して終了。
掃除グッズも色々あって目移りします。
リアディレイラーの調整。
1回チェーンも外れているし、変速も上手く決まらない(ワンテンポ遅れる)ことがあるので、リアディレイラーの調整をすることにしました。
トップとローのアジャストボルトを調整して、
アジャストボルトを微調整。
調整->試走->調整->試走を繰り返した結果、小気味良く変速できるようになりました。これは簡単で効果が高い。
気になるホイールの振れ。
タイヤを交換し、ブレーキの調整していると「シュッシュッ」と定期的にブレーキパッドがリムにあたる音がします。
一度ホイールを取り付け直すと多少改善したものの、ホイールが部分的に歪んでいるようです。これを直す「ホイールの振れ取り」と言うのをやってみることにしました。
完全に歪みなし!とは行きませんでしたが多少は改善。
ついでにブレーキの遊びも快適な所に調整します。
ブレーキの調整は命に直結なので時間を掛けて行いました。参考にさせていただいたのは以下の記事です。「自転車 クロスバイク マウンテンバイク Vブレーキ 取付 調整」(テクニカル)「Vブレーキのシュー位置の調整方法 (クロスバイク編)」(cycle-note クロスバイク改造とロードバイク日記)
丹念に調整し、見通しの良い安全な所でフルブレーキの練習も。
サドルとグリップの色を替えよう。
イヤのサイドが茶色から黒になったので、サドルとグリップも替えたい。
まずはDAHON Boardwalk 2014に標準で付いている物を探してみます。
裏面の作りの荒さにはちょっとびっくりですが、まあ価格なりなのでしょう。30-40km走ってお尻が痛くてしょうがないということはありません。
グリップは同じメーカーでよさげなのが見当たらないので、エルゴっぽい形状でお手頃な「HERRMANS(ヘルマンズ) プリメルゴフライト PRIMERGO FLITE D22B」(Amazon)にしました。リムテープと同じメーカーですね。
苦労したのが標準で付いているグリップの取り外し。ネジ等はなく、とにかくねじ込んであるようです。グリグリ捻りながら力ずくで外しました。
この苦労と比べると取り付けは至って簡単。サッと差し込んでバーエンド部分のネジを締めるだけ。標準のグリップよりちょっと長かったので、シフターやブレーキレバーの位置を微調整したくらい。
ペットボトル面倒
当初はペットボトルが気軽だろうと思い「MINOURA(ミノウラ) ペットボトル用ケージ [PC-500] 500ml用 レッド」(Amazon)を取り付けていたのですが、キャップの開け閉めが面倒くさいなぁと。空気乾燥してきたので適宜喉を潤したいのに、信号待ちが忙しくなります。
と言うことで購入したのが、「MINOURA(ミノウラ) ボトルケージ [AB100-4.5] パウダーレッド」(Amazon)と「CAMELBAK(キャメルバック) ポディウム チル ボトル 0.6L クリムゾン 18892030」(Amazon)。
「CAMELBAK(キャメルバック) ポディウム チル ボトル 0.6L クリムゾン 18892030」(Amazon)は、自動開閉するジェットバルブでキャップの開け閉めを意識しなくて良いのでらくちん。水道水でも白湯でも持ち歩けます。
なお、DAHON Boardwalkはボトルケージ取り付け部が地面に近いので、乗車した状態だと目一杯手を伸ばさないとボトルまで届きません。あぶないので信号待ちで飲みます。
こんな感じでプチ改造と整備は完了。
プチ改造は自己満足ですが整備は快適性に直結しました。
自転車はブラックボックスがほとんどないので、自動車やオートバイの整備は販売店に完全お任せな私でもできました。
タイヤ交換と整備で休日を半日潰しましたが...次からはきっと早くできるはず。